4月に日本IBMが発表した3億4000万円のストレージ。その高価格に驚かされた一方で、同製品がストレージにおける「新しい時代の幕開け」の象徴であることが感じ取れた。 CMのタイトルではない。日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が4月23日に発表した、ストレージ自動階層化機能付き新型高性能ストレージ製品の価格を正直に書いただけである。不況の色がまだ薄まっていない時期に、こんな高価格なストレージ製品を突然発表するなんて、同社には正直驚かされる。 時代が変わった 日本IBMが発表したのは、ストレージの最上位機種「IBM System Storage DS8700」。1Gバイト単位でデータを自動的に再配置するストレージ階層化機能「IBM System Storage Easy Tier」を搭載しており、最小構成価格は3億2509万5500円(税別)。消費税を加えると3億4000万円を超える。こんな高