前回に続いてconfigureの設定について説明します。今回はソフトウェア固有の設定について解説します(編集部) ソフトウェア固有の設定 前回はインストールディレクトリやコンパイラの種類をconfigureスクリプトで指定する方法を解説しました。インストールやコンパイルはどのソフトウェアでも必要な作業ですから、configureが付属しているソフトウェアでは共通の方法で設定できるようになっています。今回はソフトウェアごとに異なる固有の設定について説明します。 configureで指定できるソフトウェア固有の設定は、インストールディレクトリと同様に引数で指定します。「--help=short」という引数でconfigureを実行すると、その一覧を表示できます(図1)。 Configuration of GNU Hello 2.7: Optional Features: --disable-o