■作品解説 1 / 2 / 3 / 4 ■上映スケジュール ■料金(当日) 一般:1,200円 シニア・学生:1,000円 会員:800円 3回券:2,700円 水曜サービスデー:1,000円均一 ●各回定員入れ替え制 ●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名になり次第、締め切らせていただきます。 ●上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。 ●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。 ※現在トークショーゲスト調整中につき、上映時間が変更になる場合がございますが、何卒ご了承下さい。 【トークショーのお知らせ】 2月22日(金) 3:20『斬る』上映後 ゲスト:岡本みね子さん(プロデューサー) 7:30『大学の山賊たち』上映前 ゲスト:久保明さん ※それにともないまして、一部作品の上映開始時間を
218)「楽日」〔不散/Goodbye, Dragon Inn〕 (ユーロスペース) ☆☆☆★★2003年 台湾 HOMEGREEN FILMS カラー ビスタ 82分 監督/ツァイ・ミンリャン 脚本/ツァイ・ミンリャン 出演/チェン・シャンチー リー・カンション 三田村恭伸 ミャオ・ティエン ようやく公開されたツァイ・ミンリャンの「楽日」は、「西瓜」と連続公開という運びとなった。 全く予備知識なく観たのだが、いつも以上にミニマルで濃密な秀作だった。 それにしても、最初は当然「ニューシネマ・パラダイス」ではないにしても、映画館の窓口を室内側から捉えたショットに「恋人たちは濡れた」を引っくり返したアングルなので、更に劇場内には妙な若い男も居るので、正に「恋人たちは濡れた」系かなと一瞬思ったがそんは筈もなく、場末の映画館という場をリアルなようで夢の様な、暗闇にヒトが疎らに座り、
SFスリラー小説「暗闇のスキャナー」を映画化した「A Scanner Darkly」では、Keanu Reeves演じる主人公が、皮膚の色合いや顔の造作を刻々と変えながら、形の定まらない不安定なタッチの映像でスクリーンに映し出される。 おとり麻薬捜査官という仕事をいやいやながら続けている主人公Bob Arctorは、非番のときは麻薬の売人をしており、メチルアルコール系の未来の麻薬「Substance D」に病みつきになっている。主人公は矛盾する2つの世界を行き来しているうちに、さまざまな力による妄想狂的なもがきの中で2つの世界が交錯するようになってしまう。その交錯する様子が、不安定でコミック本のようなアニメーションを実写の人物に重ね合わせた映像として表現されている。 この映画(米国では7月14日に公開)で使われている夢と現実が交錯したような不安定さは、デジタルロトスコープアニメーションとい
柳下毅一郎 (やなした・きいちろう) 1963年大阪府生まれ。東京大学工学部建築学科卒。JICC出版局(現宝島社)の編集者を経て、映画評論家、特殊翻訳家、殺人研究家として活動。著書に『シー・ユー・ネクスト・サタデイ』(ぴあ)、『殺人マニア宣言』(ちくま文庫)、『愛は死より冷たい』(洋泉社)、『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(町山智浩との共著/洋泉社)など。主な訳書にフィリップ・ゴーレイヴィッチ『ジェノサイドの丘』(WAVE出版)、R・A・ラファティ『地球礁』(河出書房新社)、サイモン・クーパー『サッカーの敵』(白水社)、スティーヴン・ピジック『アイデンティティー』(ソニー・マガジンズ)、ジョン・ウォーターズ『悪趣味映画作法』(青土社)、J・G・バラード『クラッシュ』(ペヨトル工房)など。 公式サイト 『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』 (2
2006年6月24日[土]-8月18日[金] LATE SHOW 連夜9:00~ 【ラピュタ阿佐ヶ谷】 ある時は、「ネチョネチョ生きること」のモラルを軽妙に語るチンピラ、ある時は、ヘラヘラと笑いながらナイフで瞬時に相手の息を止める殺し屋、また、ある時は優しい愛撫で女たちを骨抜きにする色事師――。 騒乱の六〇年代から白々しい倦怠感と苛立ちに包まれた七〇年代にかけて、スクリーン上で最も時代の気分を掬い取り、切ないまでの繊細さで表現してみせたのは荒木一郎だけだった。最もアヴァンギャルドだった時期の大島渚が「一番好きなタイプの俳優」と絶賛した伝説の天才、荒木一郎へのささやかなオマージュ。 ▼ 料金/インフォメーション ■監督・脚本:中島貞夫/撮影:赤塚滋/美術:矢田精治/音楽:広瀬健次郎 ■出演:松方弘樹、天知茂、広瀬義宣、近藤正臣、ケン・サンダース、高松英郎、三島ゆり子 死に急ぐ戦中派やくざを冷
ここ数日、渋谷のシネマヴェーラに通っている。もちろん、『次郎長三国志』を観るためだ。いまのところ、一部、二部、四部、五部、六部、を観ている。コンプリートしてーなー、とか思いながら、劇場で知人に会う。知人って言っても、ダイアラーだ。な。で。帰宅してからチェックすると、けっこう俺が読んでる人も通ってるみたいなんだ。 わかってるよ。誰もが東京に住んでるわけじゃないって。 だけどさ。 80年代に蓮実重彦が挑発したみたいに、言ってみたいもんじゃないか。 シネマヴェーラをダイアラーで埋め尽くしてみようぜ。 と、とあるダイアラーと四部を観終わったあと、語り合ったわけだ。そりゃあ、俺だって、普段は新作ロードショーを優先するよ。シネフィルなんて呼ばれたくないし。だけどさ、こんなに面白い映画、旧作のリバイバルとして扱うんじゃなくてさ、渋谷でやってるただの映画、として消費しよう!
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