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    朝は5時前には目が醒める。TVはまだ、放映されていない。PCから、ニュースを調べる。先ずは政治経済からだが、きのうはイヤでも「ピエール瀧の逮捕」が目に飛び込んできたが、それよりもプロ野球・ロッテマリーンズの永野将司投手が「広場恐怖症」であることを告白したことに、興味を持った。それまで「体調不良」としていたが、実は「広場恐怖症」であるとカミングアウトしたというのだ。 この場合の「広場」は原っぱやPLAZAを意味するものではない。 特に飛行機や、新幹線などで長距離移動中、激しい動悸とパニック発作に襲われる病気だ。 もしくは、また不安や発作に襲われるのではないかという「予期不安」で飛行機や新幹線に乗れなくなってしまう。野球選手にとっては、移動というのは、ついて回るものだから、致命的だわなあ。 ぼくも20歳の頃に、不安神経症を発症している。しかし、精神科への受診を拒絶していたために、不安が不安を生

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    k10no3 2019/03/14
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    厳しい寒さも手伝って、何をするのも億劫だった。 そうでなくとも、病を患っているのに。 しかしながら、病は長年のともだちだ。状態をコントロールできれば、創作にいい 影響を与えてくれる。ペンも進むし、よりクオリティーの高い作品が次々と産み出せる。気分障害にさいなまれながらも、短期間で10篇の詩を書き上げた。 それで、きのうは休筆日にあてていたが、ふと、気まぐれで短歌を詠んでみたくなった。10年以上前になるが、産経新聞や東京新聞などの歌壇にもよく載せてもらっていた。そのときの快感を思い出した。 5首の短歌を即興で詠んだ。 なぜか、妹がよく出てくるが、ぼくに妹などいないし、いたらいいなあという憧れもない。物書きは総じてうそつきだ。 春風と 消えた妹 今何処 母と語りし ひな祭りの日 野良犬が 目で物をいう 裏路地で おまえは孤独 われと同じと 父母と 行方知れずの いもうとと われも家出て 

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    k10no3 2019/02/17
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    前回の記事の最後に『エレーン』という曲に少しだけ触れた。 しかも、いちばん好きな楽曲だと。 時は遡る。 1980年、気楽なバイト学生だったぼく。その頃、すでに、中島みゆきの熱狂的なファンで、1年に1回発売されるアルバムを、何よりの楽しみにしていた。この時期は桜の頃から五月雨の季節に発表されていた。 発売日、電車に乗ってモール内の大型レコード店で大音響で「エレーン 生きていてもいいですかとだれも問いたい エレーン その答えを 誰もが知ってるから誰も問えない♪」(作詞・作曲・中島みゆき)と郷愁感に満ちたメロディと、文学性のある歌詞が耳に飛び込んできて、魂のどストライクに刺さってきた。「あっ、新しいアルバムや」と感激し、新アルバムを買った。 真っ黒なジャケットの真ん中に縦書きで「生きていてもいいですか」と白抜きの文字で まるで戒名のように記されてある。 中島みゆきの歌は「暗い」と評されることが多

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    k10no3 2019/02/06
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    先週、1月26日NHK総合で、第484回「SONGS」が放映された。 『平成世代が愛する女神』と題して,中島みゆきが番組4度目の登場。 昨年、放牧期間に「糸」をカバーした、いきものがかりの吉岡聖恵、 「泣いてもいいんだよ」の楽曲提供を受けグループ初のオリコンチャート1位の栄冠を手にしたももいろクローバーZの百田夏菜子、朝ドラのヒロインを試行錯誤で演じているとき「宙船(そらふね)」の歌詞に励まされ続けたという女優の土屋大鳳が中島みゆきの魅力を語った。 たしかに、中島みゆきは、どの世代にも愛されている。 70年代「わかれうた」80年代「悪女」90年代「空と君のあいだに」「旅人のうた」2000年代「地上の星」でミリオンを獲得している。 「時代」「糸」でファンになったという人も多いだろう。 はじめに紹介した現在進行形で活躍する3名の女性は、中島みゆきのことを「女神」と 称し、彼女の楽曲は「能」で

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    k10no3 2019/01/31
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    お盆も終わり、日常が戻ってきた。 姉たちの帰省、義母の初盆、それに初孫の誕生祝いに駆けつけてくれた多くの 友人、親戚へのおもてなしもあって、けっこう、多忙だった。 その中で、詩の文学賞に応募する原稿用紙2枚程度のシリアスな作品を2篇書いた。 まだ、手直しは必要だが。 さて、以前にも書いたかもしれないが、日々の郵便物が多い。ほとんどが、ぼく宛で ありがたいことに詩集や歌集の恵贈だ。 見知らぬ人が9割を占める。全部読んで、感想などをお返事したいのだが、物理的に 困難な状態にある。興味を惹く作品は、今すぐ読めなくても、とりあえず、棚に並べておくが、それも数が限られている。正直に告白すると、それ以外の献は目さえ通せずに押し入れの奥や「ごめんなさい」と心で謝って廃棄せざるを得ないのが実情である。 今回、ご紹介する歌集「ザビエル忌」の著者八木博信氏は第45回短歌研究新人賞の受賞者であり、詩の方では

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    k10no3 2018/08/16
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    殺人的な夏のひかり。命に関わる酷暑を、何日か乗り切って、ある朝目覚めると、 呼吸がなんだかおかしかった。 空気を吸っても吸っても、空気が足りなくて、苦しんだ。 過呼吸の発作が、しばらくぶりに出て、ビニール袋に息を吸ったり、吐いた りしているうちに収まったが、もう、きょうは仕事どころではないというく らいの不安障害に見舞われた。あわててクリニックで診てもらった。ドクター は、「今月はまだ、産経新聞に詩が載りませんね。」と暢気なことを言って、 2週間の自宅安静の診断書を書いてくれた。安静にしていても、気力が湧か なくて、薬も効いているようで、効いていないようで。 中島みゆきのコンサートが、今年も行われないことを知り、輪を掛けて ガックリときた。でも、椎名林檎が秋に大阪城ホールでコンサートをやる ことがわかり、すこし、新鮮な気分になって、抽選だが、チケットを申し込んだ。 さて、夏から晩秋に掛けて

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    k10no3 2018/07/29
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    映画「いちご白書」・1968年にアメリカ・コロンビア大学で起きた学園闘争を 体験したジェームズ・クーネンのノンフィクションを映画化。好奇心と恋心から 学生運動に参加した政治や学生運動に関心のない学生と、活動家の女子大生の 恋愛を描き、第23回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した。 バフィ・セント=マリーや、ジョン・レノンが歌う名曲の数々がスクリーンを 彩る青春映画の傑作で、「イージライダー」や「俺たちに明日はない」などと 肩を並べるアメリカンニューシネマの代表作のひとつ。 1970年に公開され、1975年にユーミンが、バンバンに「『いちご白書』 をもう一度」という名曲を提供した。 無論、映画における学生運動と、映画公開当時の日の学生運動は別物だが、ユーミンは、さすが天才で、うまくリンクさせた名曲を作り上げた。 2009年の夏、ユーミンのコンサートに行ったとき、MCでユーミンの口から 「いち

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    k10no3 2018/07/02
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    フォークグループのかぐや姫が解散した1975年、ぼくは中学生だった。 TVから布施明が歌う「シクラメンのかほり」が流れてきたとき、感動で胸が止まりそうになった。全身に鳥肌が立った。 「シクラメン」って何だろう?「かおり」でも「かをり」でもなく「かほり」というの何だかとっても新鮮だった。 サビの部分で、布施明がギターをかき鳴らし、髪を振り乱して歌うのもかっこよかった。何よりも、歌詞が、メロディーが、あらたなニューミュージックの時代の到来を予感させるものだった。 余談になるが、作詞家の阿久悠が著書で「この歌の詞は、来は自分が書くべきものだった」と先を越されたことを、酷く悔いていた。 で、間もなく、小椋佳が日のミュージックシーンを席巻することになる。 「しおさいの詩」をはじめ、「揺れるまなざし」「俺たちの旅」「モク拾いは海へ」は好きだが、まだ、世に出ていなかった頃の作品はより純文学的である。

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    k10no3 2018/06/19
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    フランス・アングレームで現地時間先月25日~28日に開催された 「漫画におけるカンヌ」とも言われる 『第45回アングレーム国際漫画フェスティバル』 (Festival International de la Bande Dessinee)で、日漫画家 楳図かずおの『わたしは真悟』(『Je suis Shingo』)が、 「遺産賞」(PRIX DUPATRIMOINE)を受賞した。 ぼくは、大拍手を送りたい。 ぼくは、少年期からの楳図かずおファン。しかも『わたしは真悟』は 青春のバイブル。 『わたしは真悟』は1982年から86 年まで、『週刊ビッグコミックスピリッツ』 (小学館)に連載され、人気を博した。悟(さとる)と真鈴(まりん)という 少年・少女から、パソコンを通じて言葉を教え込まれた産業ロボットが意識を もちはじめ暴走、世界をつなぐネットワークを通じ、その力を爆発させてゆく…。 2

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    k10no3 2018/02/04
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    プラットホームで 線路をはさんだ 向かいの プラットホームに なつかしい人が 立っている 何もの快速列車が ふたりのあいだを 通り過ぎていったが ただ じっと 見つめ合っている 微笑むでもなく 手を振るでもなく ずいぶんと、お休みしてしまった。 2ヶ月ぶりの更新である。 まず、パソコンが壊れた。修理に出しているその間に家電店で、富士通デスクトップのパソコンと運命的な出会いがあってプリンターといっしょに、購入してしまった。 完全復帰してきたパソコンも、思い入れのあるものなので、手放すには忍びなく、に譲った。でも、新しいパソコンの助成金と言って5万円で引き取ってくれた。 12月に入って、日常生活を送れないほど、からだを壊してしまった。季節的に、冷え込んでくると、ここ何年か同じようにつらい目に遭っている。 診断書をだして、繁忙期中の会社を休んでいる。 これは、仕方がないと、割り切っている、

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    k10no3 2017/12/25
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    散歩道 むかしね ぼくは わんこだった 憶えてるよ 草の匂い 風の音 散歩の道順まで この堤防の散歩道を やさしい飼い主と見た 沈みゆく夕陽も 十七年わんこで生きた 遠い むかしの 身の上話だけどね 昨日の産経新聞・朝の詩にぼくの詩が掲載された。 不覚にも、ひとに教えられて、知った。 きのうの早朝から、なにが哀しいのか涙がとまらず 気分障害、抑うつ障害が顕著で、欲もなく、会社を休んで 朝一番で、お世話になっているクリニックに駆け込んだ。 診察室に入るや否や、「きょう、載っていましたね」と 女性ドクターは明るく笑顔を投げかけてくる。 ほんとうに、なんのことかわからず、首をかしげていると 「きょうの詩は、〇〇さんにしか書けない世界観ですね」といって 、はじめて産経新聞に掲載されているのだ、とそのとき初めて 理解した。しんどかったけれど、すこし、こころが暖かくなった。 「2,3日休養して、詩を

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    k10no3 2017/05/26