はじめに こんにちは、マイクロアドで機械学習エンジニアをしている大庭です。現在はUNIVERSE Adsというプロダクトで入札アルゴリズムの研究開発および実装を担当させていただいてます。 今回の記事では、Real-Time-Biddingにおけるオークションの落札額、自社の落札確率を求めるタスクである落札予測に対しLabel Distribution Learning(LDL)という手法を試してみたのでその結果をご紹介したいと思います。 落札予測 落札予測とはRTBのリクエスト情報からそのリクエストがいくらで、どのくらいの確率で落札されるのかを予測するタスクのことです。 落札予測ではモデルの出力が確率分布であることが特徴で、これにより予測結果を「落札額の推定」や「ある入札額で入札した場合の落札確率」など複数の用途に利用できます。 落札予測の問題設定やモデルの詳細については以下の記事にまとめ