前ふり 一般に、電子工学系の教科書をみると、抵抗コンデンサや各種法則がおわると、次はトランジスタによる増幅の話が始まります。 トランジスタとは、電流を増幅してくれる半導体部品の基礎中の基礎ですけど、それでセンサ信号の処理回路をつくろうとすると、設計に手間はかかるし、部品もいろいろと必要になります。 (※一番やっかいなことは、センサはゼロボルトから、または負まで直流で増幅する必要があるが、トランジスタの簡単な回路は交流の増幅のみだったりする) そこで、いきなり集積回路、ICになっている「オペアンプ(演算増幅器)」と呼ばれるものを使います。 ICというと、急にやっかいになった気がしますが、本来、ICとは「よく使う特定の機能」や「バラ部品でつくると大きくなり過ぎるもの」を1個のパッケージに小さく収めたもので、「使いやすく」なっています。もちろん、その分、1個1個は複雑になっていますが、同じものを