第86回:コントラスト20,000:1の超黒表現の世界 〜 “KURO”の実力は? 「パイオニア PDP-5010HD」 〜 フルHD/1,920×1,080ドット化に後れを取っていたプラズマテレビ。しかし、2006年夏、パイオニアは、民生向け量産モデルとして世界初のフルHDプラズマモニター「PDP-5000EX」を発売。プラズマにもフルHD化の流れがやってきた。その後、松下電器のVIERAシリーズや日立Woooでも続々とフルHDモデルが投入され、2007年も下半期となった今では「フルHDプラズマ」というキーワードも市民権を得たような気がする。 ただ、ここ数年の間にフルHD/大型化が進んだ液晶テレビが消費者に浸透しており、プラズマの立場はあまりよろしくないのも事実。今、プラズマは「プラズマとしての新たなブランディング」が求められてきており、先駆者であるパイオニアは、液晶との価格競争