読み終わった次の日に、直木賞候補になってたよ!!*1 直木賞発表前に直木賞候補作を読んでいたなんで、自分史上初 発売直後から話題になっていたものの、扱われている題材が、囲碁や将棋、麻雀といったゲームだということで、ちょっとスルーしていた。 しかし、読んでみたら一気にはまってしまった。 とてもSF的というか、見知らぬ風景を垣間見せられるような作品。 ゲームを極めることによって、我々と同じものを見ても別の風景が見えてしまう人々の話。 しかし、ただ超人たちの話というわけではなく、ゲームと人類についての話でもある。 一種のポストヒューマンだったりシンギュラリティだったりの話だったのかもしれない。 ゲームとは現実を抽象化したものである、などと言ってみたところで、そんなものはゲーム以外にも当てはまるのだから、何の説明にもなっていないが、確かにゲームというのは人類にとって、現実の何らかの部分を反映させた
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