死刑制度の是非について、東洋経済に面白いと思う記事があったので引用したい。 ちなみに書き手は大澤という京大の教授だ。 彼は死刑制度廃止すべきという観点から、存続論者に以下のように投げかけている。 (略) 第一の提案。鳩山邦夫が法相だった時、彼が多数の死刑執行命令に署名されたことが非難されたが、これはお門違いの批判である。彼は自らの責務を「ベルトコンベア」のように果たしただけだらかだ。法相を非難するならば、死刑そのものを撤廃しなくてはならない。法相への非難には、「汚れ役」を他人に押し付けた上で、死刑の存続を主張する、ケチな根性を見出さざるを得ない。 そこで法哲学者の井上達夫は、死刑制度は主権者たる国民が選んだものだということを、つまり国民自身の責任を自覚させるために、国民の中からランダムに選ばれた者が執行命令に署名するという制度を提案している。私はさらに進んで死刑を執行する刑務官の仕事を国民