IBMの研究者らが、あるソフトウェアのテストを進めている。このソフトウェアは、家庭やオフィスのデスクトップ環境をiPodや類似の携帯デバイスに入れて持ち運び、どのPCでも自分のそれを実行できるようにするというものだ。 この仮想のコンピュータユーザー環境設定技術は「SoulPad」と呼ばれ、家庭もしくはオフィスにあるx86ベースのPCからインストールする。SoulPadは、USBもしくはFireWire経由でマシンに接続し、インターネットアクセス用のネットワークカードやモニタ、キーボード、メインプロセッサ、およびメモリを使えるようにするが、ただしハードディスクは利用しない。 また、ユーザーがシステムの終了すると、SoulPadはPCのメモリに保存されている全作業をはじめ、ブラウザのクッキーや各種デジタル署名などをデバイスに保存する。 SoulPadという名前は、PCを肉体(プロセッサ、メモリ