'70年代に技術系の仕事をしていたり、理工系の大学生だったのでなければ、Hewlett-Packard(HP)が電卓メーカーとして有名だったということは、知らないのではないかと思う。しかしHPは、'72年に世界最初の携帯型関数電卓「HP35」を発表したメーカーで、一時期、電卓は同社の主要な製品だった。 HPでは、一連の関数電卓を「カリキュレータ(Calculator)」と呼んでいる。HPが'68年に初めて売り出した卓上型の計算機「HP9100A」は、コンピュータとして作られたのだが、当時のコンピュータのイメージとあまりに違っていたためにカリキュレータと呼ぶようにしたのだとか。HPに2桁の数字が続く型番は、伝統的に携帯型の電卓系列の製品番号になっている(卓上型の場合には9000番台が使われる)。 HPの電卓は、かつては高級品で、ある種のステータスを持っていた。クリック感のあるキーや独特のRP
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く