11月上旬、独自の音場創成技術「シネマDSP HD3(エイチディ・キュービック)」を搭載したヤマハの高級AVセンター「RX-A3020」を自室でじっくりハンドリングする機会を得た。昨年来、同社はAVセンターの高級ラインを“AVENTAGE”(アベンタージュ)と命名しているが、RX-A3020は今シーズンのAVENTAGEトップエンド・モデルとなる。 昨今の高級AVセンターの多機能性とその音質向上ぶりには驚くばかりで、RX-A3020もその例に漏れない。ドルビーTrueHDやDTS HD Master Audioなどの高音質ロスレスHDオーディオのデコードはもちろんのこと、歴代のシネマDSPの中でも最も上質な響きを生み出すシネマDSP HD3タイプが搭載され、フロントプレゼンススピーカーとメインのL/Rスピーカー、そしてサラウンドスピーカーそれぞれに反射音データを加えて半球状に「響き成分のス