日本共産党の吉井英勝議員は24日、衆院経済産業委員会でコーヒー豆の原産地表示の問題を取り上げました。 吉井氏は、コーヒー豆の種類の一つ、モカの原産地はどこなのか質問。農水省の平尾豊徳総合食料局次長は「エチオピア産のものとイエメン産のものがある」と答えました。 モカは、イエメンにある港町の名前で、かつて、隣国エチオピアで生産されていた豆をここから各国に積み出していたのが名称の由来です。 吉井氏は、エチオピア産の豆が現在ではジブチから積み出されており、「これでは消費者にとってはわけがわからなくなる。厳密に原産地がどこなのか表記すべきだ」と主張しました。 コーヒー豆をめぐっては、残留農薬の基準オーバーで日本に輸入できない豆を、大手コーヒーチェーン「スターバックス」が、アメリカで焙煎(ばいせん)することで輸入している問題や、原産国の検査機関が「安全」とすれば日本では輸入時に検査しなくてもすむ問題な