国によって、パンの個性はいろいろですが、食物繊維が豊富でヘルシーなパンといえば、ドイツのパンです。ドイツは、実はフランスに負けず劣らずのパンの国。1人あたりの年間消費量はヨーロッパトップクラスで、各地方に伝わるパンの種類は1000を越えるといわれます。代表格は、やはりライ麦パン。初心者でもトライしやすい食べ方はオープンサンドですが、おいしくいただくためにはちょっとしたコツが必要です。 1つ目のコツは、「ライ麦の比率が高いほど薄くスライスする」ということ。ドイツパンは味の指標として「ライ麦比率○○%」と表示されることが多く、比率が高ければ重たい生地で酸味も強め、比率が低ければ比較的ふわっと軽い生地で酸味も弱め、と想像ができます。重たい生地ほど薄めにスライスした方が食べやすいため、あくまで目安ですが、ライ麦100%なら4~5mm、60%なら10mm前後、20%なら17~18mm程度の厚さがいい