寄稿 父の介護を10年間。私のカイゴ回顧録 ~介護を終えて、思うこと [中編] 漠然と考えていた介護がいざ現実になると、私の生活も介護中心にまわるようになっていきました。 生活が介護中心にまわり始める 我が家の場合、幸い母が介護をしていける状況であったので私一人での介護ではありませんでしたが、それでも介護しなければならない家族がいるとなれば、今までとは時間の使い方や仕事の仕方等、様々なことがこれまで通りにはいかなくなることが多くありました。 介護に関わる方々と方針を決めるための話し合いをしたり、手続きのために役所に行ったり、どのような終末を迎えるのかまで考えながらの生活がまわり始めます。 その時までは、「起きるかもしれない」問題として漠然ととらえていた介護ではありましたが、いざそれを行う必要が生じると、突然、昨日までと同じ日常ではなく、父の介護が中心の生活となってしまったのです。 時には家
まとめ 特養の入居の順番待ち、どう過ごす? 安価で入居できるイメージが強いことから人気の特別養護老人ホーム。しかし、なかなか入れずに待機している人がたくさんいます。そんな順番待ちをすることになったらどう過ごす? 利用したくてもなかなかできない特別養護老人ホーム(特養) 国や自治体からの補助金が使われて設立されることから、比較的安価で利用できる特別養護老人ホーム。入居は原則的に要介護3以上からで、経済状況などを踏まえて入居が必要と認められる人から利用できる仕組みですが、とても人気があり、入居したくてもできない待機者がたくさんいます。 特養の入居待ちをすることになったら、どのように過ごせばよいのでしょうか?実際に介護を経験している人たちがどうしたのか、口コミで探せる介護施設の検索サイト「介護のほんね」に寄せられた口コミの中からご紹介します。 ショートステイを利用する ショートステイは、 在宅介
寄稿 2025年問題を、今、自分事として捉える「人生ゲーム」って? 高齢化が進み話題になっている2025年問題。その時になってから気づいたのでは遅い…そこで気になる「人生ゲーム」とは? 2025年問題って改めてなんだっけ? 2025年問題を知っていますか?介護のほんねニュースの読者の方なら知っている方も多いかもしれませんね。 進む高齢化、不足する介護人材。2025年問題というのは、このまま可能な施策を打ったとしても2025年頃には37.7万人の介護人材が不足するかもしれないという介護に関する社会問題です。 みなさん自身や親、祖父母、おじおばやきょうだいも、これから年を取ります。年を取れば、個人差はありますがみんなそれぞれ思うように生活しにくくなることがあります。そうした時に誰かに介護してもらうわけですが、もしかしたら介護が必要なのに受けられない介護難民で溢れかえるかもしれないのです。 気づ
痴呆から認知症へと変わった呼び方 今では当たり前に使われている「認知症」。以前は「痴呆」という呼び方が使われていました。この言葉が医学用語として定着したのは明治の末期。大正に入ってからは日常でも用いられるようになったそうです。 けれども、なぜ痴呆ではなく認知症という呼び方に変わったのでしょう。今回は、この経緯についてみていきたいと思います。 痴呆という呼び方を一から考え直そうと検討会が開かれたのは平成16年。高齢化が急速に進むなか、国民の健康意識が向上するよう健康増進法が施行されたりするなどした時期です。その頃に大きな課題のひとつとして考えられていたのが高齢者の痴呆対策。けれどもその対策を立てる中で、「痴呆」という表現を用いるのが果たして適切かという声が上がりました。その理由が以下の3点です。 痴は「おろか」呆は「ぼんやり」といった侮蔑的な意味合いが含まれる漢字を用いていること 痴呆という
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