12月30日、あの日産の元トップ、カルロス・ゴーン被告が国外に脱出した。 行き先はレバノンで、既に現地に到着し(レバノン国家に)厳重に警護されているという。 しかもその脱出方法というのが、レバノンのテレビ局によれば―― ●実行したのは「民兵組織」で、米国在住の妻キャロル氏と連絡を取り合った。 ●クリスマスディナーのための音楽隊を装った一団がゴーン被告の東京都内の自宅に入り、 ●楽器の保管ケースにゴーン被告を隠し、地方の空港から出国した。 というものだったらしい。 まるで血湧き肉躍るスパイ映画のような展開で、これは「映画化決定」と反射的に思った人も多かったのではないか。 ゴーン被告は、保釈金15億円を積んで保釈中であった。 もちろん東京地検特捜部は「証拠隠滅のおそれが高い」として大反対していたのだが、 しかし東京地裁は「それはそうだが、弁護人らの指導監督が徹底している」として保釈を許可した。