◆金沢 真珠湾から68年で女性団体◆ 旧日本軍の真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まってから68年になる8日、県母親大会連絡会と新日本婦人の会県本部のメンバーら10人が、金沢市香林坊1丁目の香林坊大和前で、軍の召集令状「赤紙」を複製したビラ約300枚を配り、平和の大切さを通行人に訴えた。 「赤紙」の配布はこの日、全国一斉に開かれており、金沢では1981年から毎年配布が続いている。「この赤紙がきたら、いや応なく戦場に行かねばなりませんでした」と説明が書かれたビラを手渡し、「子どもたちを2度と戦場に送ってはいけません」などと呼びかけた。 実行委員長の松枝昌子さん(80)は「戦争体験を伝えることができる80歳以上の人も少なくなってきた。戦争を2度と起こすべきではない、と訴え続けていきたい」と話している。 ビラを受け取った金沢市内の男子高校生(18)は「戦争のことをまったく知らないことを実感しまし