(1)米国さんがやってくれた今、日本海に埋蔵される海底資源ってのは、メタンハイドレート(以下、MH)のように岩盤上に蓄積するタイプと、大陸プレート接合面での熱水鉱床から出た溶存金属が積層したタイプに分かれるんですよね。 で、両者とも我が国の領海~EEZ(経済的排他水域)に集中しています。 (もっとも、調査が進めばユーラシア大陸側にも見つかるかも知れませんが。) こいつがEEZ境界とかだったら大陸側諸国もイチャモンをつけれるのですが、どう見ても付けられないぐらいに、日本よりになっています。 3年ほど前、我が国でも新潟沖から北海道奥尻までの水深200m~500mの水深帯にMHの大規模鉱床が見つかったのですが、同時期、ロシアのサハリン・プロジェクトで、日本の商社がガス田掘削の技術をどんどん蓄積していっている。 こいつは米国さんから見ると、エネルギーという首枷から日本が離れていくことを意味しており