あの“燃える闘魂”のお家騒動が表面化した。プロレスと総合格闘技の団体「イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)」が創業者のアントニオ猪木氏の妻を「不当利得返還請求事件」として提訴し、東京地裁で第1回審理が行われていたことを公表した。IGF側は猪木氏のマネジメントを行う夫人に対し、2014年4月~16年2月までに請求された接待交際費やマッサージ代などをIGFの業務には関係ない不当利得として約4250万円の返還を求めている。 IGFはその団体名通り、07年に猪木氏が設立した。猪木氏は参議院議員に当選した後の14年に取締役を辞任したが、その後も31.5%の株を保有する筆頭株主として水面下で団体運営に深く関わってきた。 しかしここ最近は、猪木氏が新たなマネジメント会社を設立するなどIGFとの距離感が鮮明になっていった。さらに先月末の新格闘技イベント「ISM」の記者会見で猪木氏は「あんまりコメント