ブックカバーとして、透明なフィルムタイプが人気を集めている。これまでの紙や革のものより水に強く、折り目がつけられる新素材も登場。マンガの保管用にまとめ買いする人もいて、利用の幅が広がっている。 東洋紡は「UVカットタイプ オリエステルブックカバー」(文庫用10枚560円)を、今年2月に売り出した。表紙が色落ちするのを防ぐ効果がある。これまでに2千枚以上売れたという。 オリエステルとは、ポリエステルに「折り目」がつけられる特性を加えた東洋紡独自のフィルムだ。本の厚みに合わせてカバーを折ることで固定できる。水に強く丈夫で、「紙の代替品として手提げバッグやパンフレットなどにも使える」という。 素材に着目した京都の雑貨店「裏具」と協力し、ネコや幾何学模様を印刷したものも開発。1枚350円で、6月から販売している。 出版科学研究所によると書籍の… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお