コメダ珈琲(コーヒー)店を営むコメダ(名古屋市)が近く、東京証券取引所に株式を上場する見通しになった。今後5年間で、現在の約680店から1千店まで増やす計画だ。国内外で出店を加速させるために知名度を上げ、資金を調達する狙いもありそうだ。 コメダは2013年、投資ファンドのMBKパートナーズの傘下に入った。同社が株式を保有する持ち株会社、コメダホールディングスが東証1部に上場する方向で準備を進めている。 2月末の国内店数は、東海を中心に683。近年は関東や関西の郊外への出店を強化し、エリアは東北から九州まで拡大。ことし4月には初めての海外店を中国・上海に開いた。 出店とともに業績を伸ばし16年2月期も増収増益。売上高は前年比13%増の219億円、営業利益は8%増の42億円だった。 ライバルのドトールが安さを、… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事