オーストラリア西部で、海水浴客がサメに襲われるのを防ぐために、サメの駆除が始まりましたが、地元の市民や反捕鯨団体の「シー・シェパード」などが「残酷だ」として強く批判して、波紋が広がっています。 オーストラリア西部では2000年以降、サーフィンや海水浴をしていた人がサメに襲われて11人が死亡し、このうち7人は2010年以降の被害で、地元政府は27日から本格的にサメの駆除を始めました。 オーストラリアABCテレビは、28日朝のニュースで、西部ダンズボローの海岸からおよそ1キロ沖合に、サメをおびき寄せる餌の付いた網を仕掛け、そこに近づいてきた体長およそ3メートルのサメに、地元政府の依頼を受けた漁業者が銃を向けている様子を放送しました。 そして、サメは銃で撃たれたあとに海に捨てられたと伝えています。 今回の駆除については、サメに襲われた経験のある人たちからは、何らかの対応策が必要だとして評価する声