名鉄百貨店本店での物産展でアップルパイを売る船木和喜さん=名古屋市中村区名鉄百貨店本店の物産展でアップルパイを売る船木和喜さん=名古屋市中村区 【箕田拓太】スキー・ジャンプの長野冬季五輪金メダリストで、今も現役の船木和喜さん(38)が、名古屋市の名鉄百貨店本店で開かれている物産展でアップルパイを自ら売っている。目的の一つは後進の育成。練習の傍ら全国の百貨店などを回り、収益の一部はスキーの競技環境の充実に充てている。 船木さんは長野五輪の翌年の1999年、企業チームを辞め、スポーツマネジメント会社を設立。09年に食品事業を始め、昨年には出身の北海道余市町に店舗「王様の工房」をオープンさせた。 スキーがオフの春と秋、各地の物産展を巡る。パイには余市産のリンゴを使用。体重の維持に苦労してきた経験から「同じ悩みを持つ女性に食べてほしい」と砂糖の代わりにオリゴ糖を使い、カロリーを抑えているのが