アメリカの環境活動家リンダ・コーブナーは長年、動物保護活動に従事してきました。23歳の頃、リンダは当時まだ学生ながら、6頭のチンパンジーを動物実験場から解放するという革新的なプロジェクトを率いていました。 Youtube/ argofilms 実験に使われなくなった動物は、殺してしまうのが当時の慣例。実験施設で不要となった動物たちを引き取り、少しでも自由と尊厳を取り戻せるよう、屋外の広大な保護区域での飼育をしようと懸命な活動を続けました。 Youtube/ argofilms 実験施設で生まれたチンパンジーたちは、生まれてからずっと檻の中で過ごしてきたため、残念ながら自然に返すという選択肢はありませんでした。また、メスの一頭は病に冒され、定期的な治療も必要でした。 それでも、チンパンジー6頭が怯えながらも、初めて新鮮な草の匂いを嗅ぎ、自由に動けるようになったのを見たとき、リンダの胸には喜び
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