J2のC大阪・大熊清監督兼強化部長(51)が9日、大阪市内のクラブハウスを訪れ、日本代表MF山口蛍(25)に対して、ドイツ1部リーグのハノーバーなど複数の海外クラブが興味を示していることを認めた。「具体的に書面では来ていないが、そこ(ハノーバー)に限らず、話はあります」と明かした。 J1昇格プレーオフで敗退してから3日。同施設で自主トレを行った山口は今後について「何もないですよ」と多くを語らなかったが、昨オフも海外移籍を模索した経緯がある。大熊監督は近日中に会談することを示唆。期限も設けない意向を示した。 また、3試合限定で指揮を執った自身の後任人事について、強化部長を兼ねる大熊監督は「現場の監督が充実してやれる環境をつくる」と、10日にもクラブと話し合いの場を持つ意向。若手らの全体練習再開初日に、激動のオフが静かに始まった。 (小松真也)