美談でもない。単なる悲劇でもない。ただ、この1年で清武弘嗣の回りで起こったことは記録しておかないといけない。 4月24日に17位のフランクフルトがマインツを下したため、最下位の18位に沈むハノーファーは14年間戦い続けてきた1部から降格することになった。 ドイツに来て4シーズン目、ハノーファーに来てから2シーズン目で、清武は2度目の降格を味わった。 もちろん、ハノーファーにやってきたことに後悔はない。 「この2年間、中心でやれたということは、大きかったですね。海外では、なかなかないことですから。みんなが『キヨ』、『キヨ』と言ってくれる。チームを勝たせないとダメだ、という責任感も大きかったですけど、それはプレッシャーではなく、やりがいを感じられるものだったんですよ」 しかし、降格したことに後悔や責任を感じないはずがない。 「悔いはありますよ。やっぱり、1部に残せなかったから。ホント、難しいシ