行きつけの「道場」 知られざる猛者たち ゴールデンウィークに大阪へ 今年2月、強豪ひしめく格闘ゲームの世界大会で、無名のパキスタンの若者が「番狂わせ」の優勝を果たした。さらに業界を騒然とさせたのは優勝後に放った一言。「パキスタンには強い選手が、まだまだいる」。まるで漫画のような展開。真偽を確かめるため訪れた現地で待っていたのは「ラホールの強心臓」「コンボの魔術師」「青シャツの神童」などの猛者たちだった……。ネットゲームの時代、わざわざゲーセンに通う理由。宗教指導者に「がん見」されながら腕を磨くそこはまさに「虎の穴」。パキスタンでいったい何が起きているのか。真相を探った。(朝日新聞イスラマバード支局長・乗京真知) 行きつけの「道場」 1千万人超が暮らすパキスタン東部ラホール。砂ぼこりが舞う大通りを2人乗りのバイクが競うように走り抜けていく。流行をいち早く取り入れる学生や商魂たくましい起業家が
パキスタン・ペシャワルの南35キロの部族地域ダッラ・アダムケールで、拳銃を製造する銃職人(2016年6月6日撮影)。(c)AFP/A MAJEED 【1月1日 AFP】パキスタン最大の銃のブラックマーケットがある同国北部の町では、映画の効果音のように銃声がこだまする。そこでは鉄くずから手作りされたカラシニコフ(Kalashnikov)銃などが、産業規模でスマートフォンより安価で売られている。 ペシャワル(Peshawar)の南約35キロに位置する丘に囲まれた町、ダッラ・アダムケール(Darra Adamkhel)は、何十年もの間、犯罪の中心地だった。密入出国業者や麻薬の運び屋はもちろん、盗難車から大学の偽造学位まで、あらゆるものが調達できた。 数世代にもおよぶ違法な武器などの取引は、かつてムジャヒディン(イスラム聖戦士)がアフガニスタン戦争で旧ソ連と戦うために、穴だらけの国境を越え同町で武
パキスタン初のソーシャルメディア・スターと呼ばれ、肌を多少露出した写真やリベラルな言動が国内で物議をかもした女性、カンディール・バローチさん(26)が15日、兄に殺害され、パキスタン社会に衝撃が走った。 バローチさんがフェイスブックなどに投稿する写真や発言は、欧米や日本の基準ではそれほど挑発的ではないように見えても、女性の自由な発言や行動が厳しく制限されるパキスタンでは、保守的な人たちの怒りを買うに十分だった。 バローチさんは殺害される前日、フェイスブックに「自分は現代のフェミニストなんだと思う。私は平等を信じる。どういう女性になるべきか選ぶ必要なんかない。社会のために自分にレッテルを張る必要もない。私は単に、自由な考え方の女で、そういう自分が大好き」と書いていた。
パキスタン・イスラマバードの病院で、拷問され、生きたまま火を付けられ死亡した少女の遺体を乗せた救急車の脇に立つ遺族ら(2016年6月1日撮影)。(c)AFP/AAMIR QURESHI 【6月1日 AFP】パキスタン北東部で、求婚を断ったことで拷問され、生きたまま火を付けられた19歳の少女が1日、死亡した。親族と警察当局が述べた。 マリア・サダカット(Maria Sadaqat)さんは、北部の避暑地マリー(Murree)に近いアッパーデワル(Upper Dewal)村で5月30日、集団に襲われた。 サダカットさんのおじ、アブドル・バシットさんは首都イスラマバード(Islamabad)の火葬場の外でAFPの取材に「彼女はひどい拷問を受けてから生きたまま火を付けられた。病院に連れて行ったがきょう、死亡した」と話した。 バシットさんによると、サダカットさんは教員として私立学校に勤めていたが、校長
アメリカがパキスタンに潜むテロリストを狙って行っている無人機による攻撃について、国連の調査チームは市民400人以上が巻き込まれて死亡したことを明らかにしたうえで、攻撃はパキスタンの主権を侵害していると指摘しました。 アメリカはパキスタンに潜むテロリストを狙って上空から無人機による攻撃を行っていますが、国連の人権高等弁務官事務所はことし1月、国際法に違反している可能性があるとして、専門のチームを立ち上げて調査に乗り出しています。 現地で調査を行ったチームは15日、声明を発表し、パキスタン政府の推計として、2004年以降、無人機による攻撃で少なくとも2200人が殺害され、このうち400人以上は巻き込まれた一般市民だとしています。 そのうえで、「アメリカによる無人機攻撃はパキスタン政府の同意を得ずに実行されている。パキスタンの主権を侵害している」と指摘しました。 調査チームはアフガニスタンやイエ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く