中国地方を中心にコンビニエンスストアを展開するポプラ(広島市)が香川県内にある4店舗を閉鎖し、2月上旬までに四国から全面撤退することが分かった。 ポプラは、店内でご飯を炊いて提供する弁当が好評だが、担当者は「うどんの人気が高い四国では難しかった部分もある」と話した。 ポプラは昨年12月、ローソンと資本・業務提携し、全国で不採算店の整理を進めている。経営企画室の担当者は「店舗数が少なくなり、本州からの輸送コストが膨らんで採算が合わなくなった」と撤退理由を説明した。 ポプラによると、平成9年に高松市内で1号店をオープンし、四国へ進出。しかし、競争激化を背景に昨年6月、愛媛県から撤退し、20店舗以上に拡大した香川県でも閉鎖が相次いだ。徳島、高知両県への出店はなかった。