今、全国の町なかから旅行会社の店舗が姿を消しています。 鉄道のきっぷ収集を趣味としている私は、全国の旅行会社を訪ね歩いてきましたが、新型コロナの感染が拡大した2020年以降、その動きが加速していると肌で感じています。 旅行会社に何が起きているのでしょうか。(NHK松山放送局記者 後藤茂文) きっぷを収集する“きっぷ鉄”にとって旅行会社はパートナーのようなものです。きっぷ鉄の私は、これまでに300以上の旅行会社の店舗を訪れてきました。 店舗に行けば、全国どの区間のJR券でも購入することができ、もちろん宿泊施設の手配や交通機関と宿泊をセットにした商品の購入もできます。そして、きっぷには発券した旅行会社の店舗名が印字されるので、それも収集対象の一つとなります。 私のいる愛媛県では、去年以降、店舗閉鎖の動きが相次いでいます。 去年4月、名鉄観光サービスの松山支店が店頭での営業をやめて、きっぷの発券
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