朝もやの中をチリンチリンと走り抜ける牛乳配達の自転車。日本の原風景とも言うべき、さわやかな風景だ。 しかしこの牛乳配達、いまはどうなっているのだろうか? 最近配達している自転車をとんと見ないし、「苦戦している」との話を聞いた気もする。 やはりコンビニが発達し、ネットスーパーが普及したいま、サービスとしては縮小・消滅の一途をたどっているのだろうか。 気になる牛乳配達のいまを解き明かすため、業界シェア1位の「株式会社 明治」本社へやってきた。 加入軒数はV字回復していた! ▲「株式会社 明治」マーケティング本部 ニュービジネス部 ニュービジネス2Gの小池康文さん(右)と、広報部 広報グループの堤祐介さん(左) ──まず、牛乳配達をしている世帯はいまどれだけありますか? 小池さん(以下敬称略):うちでは3,000店の販売店さんが250万軒のお客さんに配っています。全メーカーを合わせると546万軒
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