前週にリオデジャネイロで開催されたボートの世界ジュニア選手権に参加した米国代表の13選手と4人のスタッフが、おう吐と下痢の症状を引き起こしていたことが10日になって明らかになった。 【写真】リオ五輪のカヌー、ボートの競技会場…魚が大量死 同選手権は五輪のテスト大会として本番と同じロドリゴ・デ・フレイタス湖で開催されたが、米AP通信社が独自の水質検査(五輪競技会場の3カ所で実施)では「スプーン3杯分の水で99%の人間がウイルスに感染する」という結果が出たばかり。とくにロドリゴ・デ・フレイタス湖の汚染度は深刻で、カリフォルニア州南部のビーチの170万倍に達するという驚くべき結果が出ていた。 大会関係者は体調を崩した原因は食べ物や飲料水ではないと明言。米国代表のスタッフは競技終了後に選手にシャワーを浴びさせ、オールなども消毒していたが、ボート内に置いているペットボトルなどをビニール袋に入れる