【函館】 北海道新幹線 の開業に合わせ、函館市内で始まった観光客向けの雨傘の無料貸し出しサービスで、1500本用意した傘のうち約1100本が返却されず、貸主の団体が「これでは事業が続けられない」と困惑している。観光客が宿泊先に置いたままにしているほか、地元市民が持ち帰り返却しない例も多いようだ。傘の無料貸し出しを行っている他の観光地も同様の悩みを抱えている。 【動画】函館市電100年、花電車も復活 傘の貸し出しを行っているのは、函館市や函館 商工会議所 などでつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構。観光客へのおもてなしを向上させる目的で、新幹線が開業した3月26日から、函館市のロゴマークを貼った新品のビニール傘計千本をJR函館、 五稜郭 両駅やバス案内所など6カ所に配置した。誰でも自由に使い、どの場所でも返すことができる。 ところが借りた傘を返さない人が続出し、5月の大型連休までに在