21日午前11時25分ごろ、佐賀市水ケ江の私立龍谷高校の野球部の部室から煙が出ていると119番があった。床や壁約15平方メートルが焼け、焼け跡からたばこ約20本の吸い殻と蚊取り線香が見つかった。佐賀署はいずれかが出火原因とみて調べている。同校は高校野球の強豪。複数の部員が喫煙を認めている。 佐賀署によると、部員らは通報の約1時間前までに県大会の準々決勝に向かうため、部室を出た。事情聴取に複数の部員が「部屋を出る前に喫煙していた。蚊取り線香をたいたままだった」と話しているという。 龍谷高校は昨夏の県大会の優勝校で、春夏の甲子園に計4度出場。今年も県大会の優勝候補に挙がり、この日の準々決勝も勝ち上がった。喜多秀哉教頭は「学校も生徒から事情を聴き、対応を判断する」と話している。