愛媛県の刑務所から脱走した受刑者の男が3週間余り逃走を続けた末、30日に逮捕された事件で、調べに対し男が「潜伏していた広島県尾道市の島から海を泳いで本州に渡り、その後は盗んだバイクや電車で広島方面に移動した」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は本州に渡ったあとも逃亡を続けるため盗みを繰り返すなどしていたと見て、さらに調べています。 これまでの警察の調べで、平尾容疑者は広島県尾道市の向島にある無人の別荘の屋根裏で潜伏を続けたあと、先月24日ごろ海を泳いで本州に渡ったと見られていますが、その後の調べに対し「本州側に渡ったあとは、盗んだバイクや電車で広島方面に移動した」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。 また、逮捕される直前に立ち寄った広島市内のインターネットカフェでは他人名義の健康保険証を使っていて、これについても本州に渡ってから盗んだ疑いが