川崎Fの風間八宏監督(54)が今季限りで退任することが11日、明らかになった。風間監督は12年4月から、相馬直樹前監督の後任として就任。今季が契約の最終年だった。チームは現在、年間勝ち点2位で既にチャンピオンシップ(CS)出場を決めているが、クラブと来季に向けての話し合いをする中で、風間監督が「5年やっているので一区切りにしてリセットしたい」と申し入れた。クラブも了承しこの日までに来季の契約を結ばないことを決めた。 風間監督は川崎Fで初めてプロクラブを率いた。就任直後から「蹴る」「止める」の基本、トラップから蹴るまでの時間短縮など技術向上に重きを置いた。パススピードは年々磨きがかかり、J屈指の攻撃的スタイルを構築。今季は前線から激しくプレスをかけて敵陣で試合を進める「攻守一体」を浸透させ、年間勝ち点首位の浦和と勝ち点1差につけ、クラブ史上初のタイトルに近づいている。この日の練習で風間監督か