一般的に企業が経営戦略としてブランディングを考える場合、既存商品、あるいは、現存する企業そのものを対象とするケースが多い。しかし、私はこれまでのブランディングワークの中で、既存商品や既存組織に、服を着せるかのようにブランディングを施しても、本質の課題には届かないと実感することが多々あった。 今回は、商品の企画段階で、ブランディング的とも言える視点でモノづくりを行い、成功している事例をひとつ紹介する─。 (執筆:佐野彰彦/株式会社それからデザイン代表) ファンがこぞってシェアするDIYプロダクト PILLAR BRACKET(ピラーブラケット) 株式会社コンクリエイトデザインが運営するDIYプロダクトブランド“PINK FLAG”は、自分の部屋を楽しくDIYでカスタムすることができる魅力的な商品を製造販売している。「PILLAR BRACKET(ピラーブラケット)」は、ツーバイフォー材にはめ
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