日馬富士が横綱としての初優勝を全勝で成し遂げた大相撲初場所・千秋楽。 同日、十両では貴ノ岩が12勝3敗で初優勝を果たした。 2004年2月に創設された貴乃花部屋にとって初の十両優勝力士となる。 「親方になって初めてわかったが、相撲は自分が取るほうが数段楽だ。弟子の相撲ほど、心臓に悪いものはない」 こう語ったのは貴ノ岩の師匠・貴乃花親方。ご存知、第65代横綱貴乃花だ。初場所開催に合わせ上梓した自伝『生きざま』の中で、親方としての苦労を語っている。 本書『生きざま』は、父親である元大関貴ノ花の初優勝時、貴乃花が2歳のときまで遡り、そこからの激動の相撲人生を振り返りながら、40歳を迎えた今、どう相撲とかかわっていくかというまさに「生きざま」が詳細に綴られていく。 ・“輪島のおじさん”に教わった、わんぱく相撲での横綱土俵入り ・新弟子時代に兄弟子達から受けた「かわいがり」 ・千代の富士との初対戦