東京新聞が9日に掲載した社説が酷い。 レーダー照射 対話重ね、矛を収めよ これ以上の応酬は、どちらの得にもならない。日本の哨戒機が韓国側から危険なレーダーの照射を受けた問題は、再発防止と信頼回復を優先し、防衛当局間で対話を重ねて解決を図るべきだ。 P1哨戒機が、韓国の駆逐艦から火器管制レーダーを照射されたと日本側が発表したのは、昨年十二月二十一日のことだった。 その後、防衛省と韓国国防省の間で、映像の公開を交えた反論が繰り返されている。 照射を否定する韓国側に対し、日本側は関連する映像を公開した。慎重な防衛省に、安倍晋三首相が直接指示したという。 日本側が英語版の映像も同時に公表したことを受け、韓国側は日本語を含め八カ国語による反論映像を作成し、対抗した。 映像公開は、事実関係に自信があったからだろうが、相手を追い詰め、結果的に問題をこじらせたことも否定できまい。 どういう立場から「矛を収