1 2 3 4 5 今年にもGDPで日本を抜く中国だが、 その経済データは疑問だらけ 中国の国家統計局・国家発展改革委員会・国家エネルギー局は、7月1日、各省の2008年の「単位GDP当たりのエネルギー消費」「単位工業付加価値当たりのエネルギー消費」「単位GDP当たりの電力消費」などのデータを発表した(なお、こちらも参照)。 これによると、2007年に比べて、中国全体での単位GDP当たりのエネルギー消費は、4.59%低下し、単位工業付加価値当たりのエネルギー消費は8.43%低下し、単位GDP当たりの電力消費は3.30%低下した。 これは、中国のエネルギー消費が、わずか1年という短期間のうちに、劇的に効率化したことを示すものだ。しかし、こうした驚異的な変化が本当に生じたとは、にわかには信じがたい。 前記のデータによると、単位工業付加価値当たりのエネルギー消費の減少率が大きい地域では、