毎日新聞が裁判員制度開始から1カ月間、インターネットでアンケートを実施したところ、裁判員として「義務でも参加したくない」と答えた人が64%に上った。実際に裁判員候補者通知が届いた人でも6割が辞退希望を示した。導入で「刑事裁判が良くなる」と回答した人も3割にとどまり、制度に否定的な意見が目立った。 アンケートは毎日jp上で制度開始前日の5月20日から6月20日まで実施し1505人(男性1137人、女性368人)から回答を得た。 裁判員に選ばれたら「ぜひ参加したい」は14%、「参加してみてもいい」が11%、「義務なので参加する」が11%だった。参加したくない理由では▽人を裁くことに抵抗がある▽有罪・無罪や刑の重さを判断する自信がない▽裁判で知った秘密を守る自信がない--が上位を占めた。 裁判員裁判は7割が3日以内、9割が5日以内で終わるとされるが「事件によってはもっと長くすべきだ」との声