東日本大震災の被災地の状況を写真や動画といったデジタルデータで保存し、アーカイブ化する動きが本格化している。 インターネット検索大手のヤフー・ジャパンは6月1日、特設サイト「東日本大震災 写真保存プロジェクト」を公開した。「失われた街並みや風景を、せめて記録として残せないか」といった被災者からの要望を受けた取り組みで、4月から震災前後の写真を募集していた。 6月10日までに寄せられた写真は1万4000枚を超えている。地図サイト上の写真のアイコンをクリックすると、拡大してみることができる。がれきで覆われた街並みの写真に交ざり、震災前に撮影された三陸沿岸ののどかな風景も投稿されている。 □□□ 同じく検索大手のグーグル日本法人も、「未来へのキオク」と題するプロジェクトを展開中だ。6月中旬のサイト開設を目指しており、「みんなの記憶が集まれば未来を作る力になる。復興の励みにつながれば」と