本書は、JavaやC#を知っている読者を対象に、オブジェクト指向の基礎と応用を解説するものです。再利用ができ、堅牢で、拡張可能な本格的オブジェクト指向ソフトウェアを分析し、設計し、書くことができるようになることを本書の目標としています。柔軟なアプリケーションを作るためにカプセル化や委譲など、オブジェクト指向の原則を取り入れます。またコードの再利用を促すための開放閉鎖原則(OCP)や単一責任原則(SRP)適用について解説します。オブジェクト指向の原則、デザインパターン、さまざまな開発手法を、オブジェクト指向分析設計プロジェクトのライフサイクルに適合させる方法も学びます。 複雑な概念を脳に記憶させるため、図やイラスト、また登場人物に物語を持たせるなどさまざまな工夫を施した本書は、最短の時間で最大の効果をあげることができます。 序章 この本の使い方 この本の対象読者 読者の考えは理解しています