2014-08-03 大本営はB29「エノラ・ゲイ」の情報を事前に察知していた 大本営の陸軍将校に堀英三という人物がいました。彼は情報分析のプロフェッショナルで、連合国軍の作戦に一定の法則性があることを見抜き、フィリピン決戦における連合国軍のフィリピン上陸の日時や規模や侵攻ルートなどをピタリと的中させました。そのため、彼は大本営において「マッカーサー参謀」という異名を持つようになります。彼は『敵軍戦法早わかり』という文書を書き記し、米軍への水際での突撃や夜間の銃剣突撃を行わない方が良いという情報を全軍に伝達しています。この伝達が活かされた事例に硫黄島の戦いがあります。 その堀英三の回顧録によると、大本営や陸軍特種情報部は連合国の暗号文を解読することは出来ませんでしたが、そのコールサインの符号に共通の法則があることに気付き、マリアナ方面のB29のかなり正確な数を把握していたようです。 さらに