仕事中に聞いたこともない保険屋から営業の電話がかかってきた。 どうやら年金や保険の案内がしたいらしい。 間に合っているので結構ですとお伝えしたのだが、この保険屋は何を思ったか全く屈することもなく延々と話始めたのである。 もはやコミュニケーションが成立していないレベルだ。こちらがいくら話を切り上げようとしても「あなたにピッタリのプランを」だの「じゃあお仕事の後に」だのしゃべり続け、強引なことこの上ない。こんなの営業ではない。ただの言いくるめだ。 最後はもう相手にできなくなって向こうがしゃべり続けたまま電話を切った。 とんだ昼間のお騒がせ野郎だった。 ふと、自分が新卒で最初に入った会社での仕事を思い出した。 当時、私は新規開拓営業を担当していた。 リストに片っ端から電話をし、アポを取るという仕事だ。 ハッキリ言って神経を使うし屈辱的な仕事だった。 1日100件近くも企業にひたすら売り込みの電話