上野動物園(台東区上野公園)のジャイアントパンダ2頭が3月11日夕方と12日朝、2回の交尾が確認された。 7日から展示を中止し、交尾に向けたお見合いを行っていたジャイアントパンダ。11日17時ごろから2頭が発情の兆候である頻繁な鳴き交わしを行っていたことから強い発情と判断し、17時20分より同居を開始。40分ほど互いを嗅ぎ合うなどの行動を示し、18時ごろから数分間の交尾行動が確認された。交尾終了後の18時5分には同居を終了させ、それぞれを通常の部屋に戻した。翌12日朝にも頻繁な鳴き交わしが見られたため7時30分より同居。8時13分に交尾行動を確認した。交尾後も、特に雄のリーリーが雌のシンシンに関心を示している様子を継続している。 この結果について、教育普及課の錦織さんは「繁殖に向けた最初の一歩がうまくいき、ホッとしている」と胸をなで下ろす。今後については「1年間で数日間しかないパンダの繁殖