フィリピン、マニラでは、孤児となったストリートチルドレンたちが、ローマ教皇フランシスコの来訪に先立って一網打尽にされ、牢に入れられたという。 これはローマ教皇の手前、物乞いなど貧しい子供たちがたむろする町を浄化し、フィリピンの首都を見苦しくないように見せるためということだが、子供たちの人権を無視した非道な扱いに批判が高まった。 劣悪な環境の拘置所に閉じ込められた子供たち 捕えられた子供たちが収容されているセンターは不潔極まりない劣悪な環境そのもので、子供たちはコンクリートの床に直接寝かされ、一緒に収容されている大人の犯罪者たちから虐待を受けているという。ろくな食事も与えられず、柱に鎖で縛りつけられている子供もいる。 マニラのリサール公園で教皇がとり行うミサには600万人もの人々が参加し、世界中にテレビ中継もされる。みすぼらしい子供たちは世界の視界から遠ざけようという役人の魂胆なのだ。 この