楽天の大久保博元新監督(47)が3日、秋季キャンプを行っている岡山・倉敷市で「自衛隊流組織論」導入を宣言した。昨年は絶対的エース・田中将大(26=現ヤンキース)の“個の力”で日本一に輝いたものの、今年は一転してリーグ最下位に転落した楽天にとって必要なのが組織力。そこで新指揮官は自衛隊をはじめとしたあらゆる組織から“成功の哲学”を学び、チームに反映させていくという。 このオフに初めて一軍監督の大役を仰せ付かった大久保監督だが、そのための準備には余念がなかったようだ。二軍監督時代のある日、宮城・多賀城市にある陸上自衛隊多賀城駐屯地を訪れ、丸一日かけて自衛隊の組織論を学んだという。ただの体験入隊ではない。事前に訪問の趣旨を説明したうえで、組織のあり方を主眼にレクチャーを受けた。大久保監督は「自衛隊は本当に合理的に組織を動かしている。いざという時は陸・海・空で同時に動くわけだし、組織が効率的に動か