【ベルリン=三好範英】11日付ドイツ大衆紙ビルトは、フランクフルト国際空港の税関が中国人バイオリニスト、ニン・フェンさん(32)のバイオリンを押収したと報じた。 同紙によると、このバイオリンはストラディバリウスで評価額375万ユーロ(約4億7250万円)。ニン・フェンさんは関税として71万2500ユーロ(8977万5000円)を支払うよう求められているという。ニン・フェンさんが中国からベルリンの自宅に戻る際、同空港税関を通過しようとしたところ、免税を証明する書類を所持していないとして押収された。 同空港では昨年8月と10月にも、日本人や日本の財団が所有する高額のバイオリンが押収された。