政治家はパフォーマンスばかりで、真剣に向き合ってくれなかった…。北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親が、近著でそのやるせない気持ちを告白している。 著書を書くきっかけは、北朝鮮が金正恩体制に変わったことだった。事件発生から35年経っても解決せず、横田滋さん(79)、早紀江さん(76)夫妻は、もはや政治家などには頼っていられないとの思いがあったようだ。 中井洽衆院議員の対応に疑問 その著書「めぐみへの遺言」(幻冬舎刊)によると、政治家に対しては、頼るしかないと考えて、これまであからさまな批判を控えてきた。しかし、拉致問題の交渉がストップしたままの最近は、心境が変化するようになってきたという。 著書では、具体的な政治家名も挙げて、その対応ぶりに疑問を投げかけている。 そのうちの1人が、拉致問題担当大臣も務めた中井洽(ひろし)衆院議員だ。中井氏は、韓国の議員と協力して拉致被害者を救済しようとし
滋賀県の嘉田知事は、日本未来の党の代表を兼務していることに県議会から批判が強まっていることを受けて、近く、党の代表を退く意向を固めました。 滋賀県の嘉田知事が、去年11月下旬に日本未来の党の代表に就任して以降、滋賀県議会では、知事と代表との兼務は困難だとして嘉田知事への批判が相次ぎ、先月26日には、兼務をやめるよう求める決議が賛成多数で可決されました。 こうした状況を受けて、嘉田知事は、近く、党の代表を退く意向を固めました。 嘉田知事としては、県の来年度・平成25年度の予算案などを審議する定例県議会を来月に控え、知事の職務に専念するとともに、みずからへの批判をかわすねらいがあるものとみられます。 日本未来の党は、先の衆議院選挙のあと、党の役員人事を巡って意見対立が激しくなり、結成から1か月で、嘉田知事らの「日本未来の党」と小沢一郎氏らの「生活の党」の2つに分党しました。 嘉田知事が代表を退
小沢一郎元代表が離党を表明した2日、消費税率引き上げ関連法案で反対票を投じた小沢グループ議員の多くは、それぞれ苦渋の決断を強いられた。 「えっ、入っているの? 私は離党という決断をしているわけではありません」 離党に慎重だった辻恵衆院議員は2日午後、自らの離党届が提出されたことを記者団から聞かされ、絶句した。 同じく離党届が提出された階(しな)猛衆院議員も国会内で記者会見し、「離党届は確かに小沢先生に預けたが、提出までは委託していない。これは無効だ」と述べ、同調を拒んだ。 辻、階両氏は「民主党を党内で変えられる可能性がある」としてそれぞれ国会内の事務所に小沢氏を訪ね、離党意思がないことを伝えた。小沢氏は渋々同意したものの、「いったん身を預けたのだから、けじめをきちっとつけることは政治家として必要なことだ」と不快感をあらわにしたという。 ある当選1回衆院議員は、テレビのニュースで自身の離党届
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