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アイデンティティに関するkana321のブックマーク (4)

  • 自我同一拡散

    アイデンティティ拡散症候群 後期青年期において自我同一性が形成される途中で社会から与えられたモラトリアムを利用し、様々な実験的同一かを統合していく社会的遊びが阻害されて、社会的な自己定義を確立することが出来ない状態である。 アイデンティティ意識の過剰:アイデンティティ拡散の状態に陥ると、アイデンティティ意識の過剰ないしは自意識過剰が起こる。 選択の回避と麻痺:アイデンティティ拡散に陥る青年は、社会が与えられているモラトリアムを利用できない、つまり、社会的遊びによる可逆的な役割実験やアイデンティティ選択のゲームを楽しむ健康的な自我が弱まり、どんな選択・決断も葛藤的同一かを引き起こすので、ひいては、どんな決定的な職業選択も心理的社会的自己定義をも回避する麻痺状態に陥る。 対人的距離の失調:暫定的な形での遊技的な親密さや一時的可逆的なかかわりあいが、人の対人的融合になってしまう。つまり、ここで

  • 瞑想を「心の声に耳を傾けるもの」という根本的なまちがい | 考えるための書評集

    よく新聞などで瞑想や座禅を紹介した記事で、さいごの一文に「心の声に耳を傾ける」という言葉が常套句のようにさしこまれることがある。 以下の記事にもさらりとそういう一文がある。 「瞑想は、そんな心の状態に安らぎを与えてくれ、自分の心の声に耳を傾ける時間を持てるものなのです。」 「ランチ後にたった3分のプチ瞑想。仮眠をとったかのようなスッキリ感」 Lohas news これは瞑想の根的なまちがいであり、「心の声に耳を傾け」たら瞑想にならない。心の声を「聞き入れない」ことが瞑想なのである。根的なまちがいをふっともらしてしまうのである。 どうしてこういうまちがいがあたりまえのこととして通用してしまうのか。 基的に新聞のような記事を書く人は、書くことに自分のアイデンティティを賭けている。書くことが自分の価値であり、自分の思い入れの主要な部分である。自分の全存在を賭けているような「書くこと」の否定

  • 日置/中牧編『会社神話の経営人類学』:企業アイデンティティ形成過程を分析した面白い本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    会社神話の経営人類学 作者: 日置弘一郎,中牧弘允出版社/メーカー: 東方出版発売日: 2012/09メディア: 単行購入: 18人 クリック: 1,212回この商品を含むブログを見る 最近ではスティーブ・ジョブスとアップルの話に顕著だけれど、会社は発展成長の過程でいろんな神話を紡ぎ出して(時には捏造して)、それをアイデンティティ構築に使いブランディングや企業のまとまりを生み出す。書は、いろんな日企業(または外資日法人)についてそうした神話がいかに造り上げられたかを、神話学、民族学的に分析検討したもの。 とってもおもしろい。多くの人は、ジョブスの伝記とかを思いっきり真に受けて気で感動するくらいバカで、そこに書かれている「製品哲学」が目の前の製品と露骨にちがっていることにすら気がつかない。(たとえば、ジョブスがジョナサンアイブと、一件かっこよさげな製品を見つけて喜んだが、それがネジ

    日置/中牧編『会社神話の経営人類学』:企業アイデンティティ形成過程を分析した面白い本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • グローバルリスクについて - 内田樹の研究室

    常磐大学のこども教育学科の新設記念の記念講演で、学校教育とグローバルリスクについて話してきたら、翌朝の毎日新聞に西水恵美子さん(元世界銀行副総裁)がグローバルリスクについて書いていた。 西水さんはブータンが人口70万の小国であり、かつ多民族・多言語国家でありながら、よくその国民的統合を保ち得たのは、先王雷龍四世の国民国家観が堅牢だったからだとみている。 王は1989年の勅令にこう記している。 「国家固有のアイデンティティーを守る以外、独立国家の主権を擁護する術を持たない。富や、武器、軍隊が、国を守ることはできない。(…) 異邦文明を避け、我らの文明を献身的に責任を持って慣行とせねばならない。」 よく知られた「国民総幸福」(Gross National Happiness)という概念はこの王の提唱したものだが、「文明の持続的発展を国政の中心に置く」ものである。 日の国民国家としての危機はま

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